現代っ子のやる気を引き出す

現代っ子の大きな特徴と言えるのは、テレビゲーム、スマートフォンといった視覚的な訴えに対して、非常に敏感に反応するという事ではないでしょうか。今、矯正歯科治療の現場においても、その現代っ子気質にアプローチして、子どもたち自身に「矯正治療して歯並びをキレイにしたい」という気構えを育む実践が行われています。

その方法はというと、初診の段階でデジタルカメラで口の中で撮っておき、その日の説明の時に、それを画面上で大写しにして見てもらうというものです。そうすると、小さいお子さんでも、それまで見た事のない自分の口の中をしげしげと見てくれます。

「歯並びがひどいなあ」「これじゃあやっぱり治さなければ」と思うようです。矯正歯科治療の世界では、口の中の写真、正面、側面、笑い顔などの写真、歯、骨、顔の様々な位置関係を調べるレントゲン写真など、多くの映像が正確な診断をサポートしていますが、それらは患者さんの動機付けの手段としても一役買っているようです。